ノーカーボン用紙の発色の仕組み
ノーカーボン紙の種類について
ノーカーボン紙は、大きく3種類に分かれ、上用紙、中用紙、下用紙に。上用紙は、一番上に
使用される用紙、中用紙は、真ん中に使用されます。2枚複写の場合は使用しません。下用紙は、
一番下に使用する用紙です。
一般的に広く使用されているのがN40番手になります。1㎡=40ℊになります。
上用紙、中用紙は、N40,N50、N60があります。中用紙にのみN30があります。
N30は複写枚数が多い6枚複写などの場合に使用します。下用紙は、N40、N50、N60、N80
N80クリーム、N100、N130、N160があります。N160はおよそハガキぐらいの厚みになります。
厚手の用紙で良く使用されるのは、N80が多いです。上中下用紙にそれぞれN40番手のアサギ、
ピンク、クリームがあります。
〈感圧紙〉の構造
〈感圧紙〉の上用紙・中用紙(A・B)の裏面に塗布されたマイクロカプセルの中には油に溶かされた無色の染料が入っています。この染料が中・下用紙(B・C紙)の表面に塗布された顕色剤と反応すると瞬時に発色し、安定した発色が得られます。
〈感圧紙〉には、下記の3つのタイプがあります。
上用紙(A紙)=原紙の裏面に発色剤(無色染料)を含んだマイクロカプセルを塗布したもの
中用紙(B紙)=原紙の表面に顕色剤を塗布し、裏面に発色剤を塗布したもの
下用紙(C紙)= 原紙の表面に顕色剤を塗布したもの
ボールペンや鉛筆などの筆圧、インパクトプリンタの印字圧が加えられると、マイクロカプセル(発色剤)が壊され、中の無色染料が顕色剤と化学反応を起こして発色します。
*らくらく伝票印刷では、富士フイルムの〈感圧紙〉を使用しています。