複写用紙について
2022.6.15
製紙メーカーやフォーム印刷会社ではカーボン印刷用の用紙を複写紙と呼んでいます。この複写紙はノーカーボン紙と区別してそう呼ばれています。複写用紙の特性として、裏面にカーボン印刷をした場合、表面にカーボンが出にくいように加工されていますので用紙に裏表があります。裏表を調べるには、マジックインキで裏表に書くことによって裏表がわかります。複写紙の裏面(カーボン印刷をする面)には、表面にカーボンキンキが透けにくいような加工がされています。
代表的な複写用紙の種類に、MCPと三善があります。MCPは日本製紙パピリア株式会社が製造しています。MCPは、元々辞典などで使用されている薄紙の製造が得意であった三島製紙が製造していました。その三島製紙とカーボンペーパーの頭文字をとって名付けられたのがMCPの名前の由来です。三善は、石川県金沢市の三善製紙株式会社で製造されています。MCPと三善紙の見た目はほとんど分かりませんが、特徴としては、MCPの方が三善よりも表面にカーボンインキが透けにくいです。またMCPは、用紙に粘り気があり断裁面の用紙と用紙が引っ付きやすくなっています。
下記の画像はMCPと三善の違いです
複写用紙の種類は、41g/㎡の薄口と50g/㎡の厚口があります。色紙は、ピンク、アサギ、クリームの3種になります。以前は、ウグイス(緑)もありましたが現在は廃番となっています。
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