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印刷用紙の種類について②

2022.9.9

非塗工印刷用紙:紙表面に、塗工紙で使用されるコート剤が塗工されていない印刷用紙を非塗工印刷用紙と総称します。紙質は、原料パルプの配合量によって3種に分類されます。
・印刷用紙(上質紙):さらし化学パルプを100%使用
・印刷用紙(中質紙):さらし化学パルプを70%使用
・印刷用紙(上更紙):さらし化学パルプを40~70%使用

微塗工印刷用紙:塗工量が両面で12g/㎡以下の上質または中質グレードの塗工紙を指します。白色度が74~79%のものを微塗工紙1、73%以下のものを微塗工紙2と区別します。雑誌や折り込みチラシにも多く使用されています。

塗工紙印刷用紙:紙表面にクレーや炭酸カルシウムといった顔料を主成分とするコート剤を塗布して、平滑性やインキの受理性を高めた印刷用紙です。塗工量と原紙のグレードによって、アート紙、コート紙軽量コート紙、その他に分けられます。
・アート紙:塗工量が両面で40g/㎡前後の上質グレードの塗工紙です。片面アート、両面アート、スーパーアートなどの区別があります。美術書やカレンダーなどの高級印刷物で使用されています。
・コート紙:塗工量が両面で20g/㎡前後の上質または、中質グレードの塗工紙です。商業印刷物、出版印刷物に多く使用され、グラビア印刷用もあります。光沢を抑えた品種はマットコート紙と呼びます。
・軽量コート紙:塗工量が両面で15g/㎡前後の上質グレードの塗工紙です。雑誌、カタログ、チラシなどで使用されています。
・キャストコート紙:塗工面を鏡面仕上げすることにより、アート紙よりも強い光沢と平滑性を持たせた高級印刷用紙です。雑誌の表紙や美術書などに使用されます。
特殊印刷用紙:色上質やハガキ用紙、小切手や手形、証券などの特殊な用途に使用される用紙などがあります。

 

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